ブログ
ブログ
作成日:2025/02/05
【採用定着コラムVol.10】多様な採用チャネルの活用



【中小企業の中途採用が成功するためのポイント Vol.10】

全24回にわたって、中小企業の中途採用が成功するためのポイントについてわかりやすくお伝えしていきます。一気に改善は難しいので、コラムの内容をヒントに「少しずつ」の改善を目指していきましょう!

 

≪本日のテーマ≫

第10回 多様な採用チャネルの活用

________________________________________

「採用活動を進めてもなかなか応募が集まらない」

「特定の採用チャネルに頼りすぎている」

といった課題を感じていませんか?

現代の採用活動では、多様なチャネルを活用してターゲット層にアプローチすることが重要です。今回は、地域の転職サイト、SNS、リファラル(社内紹介)、ヘッドハンティングなど、それぞれの採用チャネルの特徴と活用方法について解説します。

________________________________________

〜地域の転職サイトの活用〜

(1)地域特化型サイトの利点

地域の転職サイトは、地元で働きたい求職者と企業を結びつけるための強力なチャネルです。茨城県に特化したサイトを利用することで、地域に密着した人材を効率よく採用できます。

例えば、「ジョブカフェいばらき」では茨城県が運営する若者向けの就職支援サイトを運営しており、求人情報だけでなく、就職イベントやキャリアカウンセリングなどのサポートも充実しています。また、「ハローワーク」は公共職業安定所が提供する求人情報サイトで、地域密着型の求人が多く、地元での就職を希望する求職者に信頼性の高い情報を提供します。

 

(2)求人情報の充実と定期更新

地域特化型サイトを活用する際には、求人情報をできるだけ詳細に記載することが重要です。仕事内容や給与、勤務地だけでなく、会社の雰囲気や魅力的なポイントを具体的に伝えることで、応募意欲を高めることができます。また、求人情報は定期的に更新することで、サイト内での掲載順位が上がり、求職者の目に留まりやすくなります。

________________________________________

〜SNSの活用〜

(1)ターゲット層に合わせたプラットフォーム選び

SNSを活用する際には、ターゲットとする求職者層に合わせたプラットフォームを選ぶことが大切です。例えば、若年層をターゲットにするならInstagramやTikTok、中堅層以上にはFacebookやLinkedInが効果的です。

 

(2)ブランディングの一環として活用

SNSでは、単に求人情報を掲載するだけでなく、企業の日常や社内の雰囲気を伝える投稿を行うことで、求職者に企業文化を感じてもらえます。社員のインタビューや職場の風景を紹介するコンテンツを投稿することで、親近感を与えることができます。

 

(3)ハッシュタグの活用

関連性の高いハッシュタグを使用することで、より多くの求職者に情報が届きやすくなります。「#地域名」「#転職」「#求人募集」など、ターゲットに合わせたキーワードを設定しましょう。

________________________________________

〜リファラル(社内紹介)の活用〜

(1)社員の信頼を活用する

リファラルは、既存社員が信頼できる知人や元同僚を紹介する仕組みで、文化的なマッチングが高いのが特徴です。紹介者が応募者の背景を知っているため、採用後のミスマッチが少なく、定着率も向上しやすくなります。

 

(2)インセンティブの設定

社員が積極的に紹介活動に参加できるよう、成功報酬や特別休暇などのインセンティブを設定することが効果的です。これにより、紹介プログラムへの関与が促進されます。

________________________________________

〜ヘッドハンティングの活用〜

(1)高度なスキルを持つ人材へのアプローチ

ヘッドハンティングは、専門的なスキルや経験を持つ人材をターゲットにする際に有効です。特に、転職活動をしていない潜在的な求職者にアプローチできる点が大きなメリットです。

 

(2)専門のエージェントの活用

ヘッドハンティングを効果的に行うには、専門のエージェントを活用するのが一般的です。エージェントが企業のニーズに合った候補者を探し出し、交渉やサポートを行うため、自社のリソースを削減しつつ、高い成果を期待できます。

 

(3)成果報酬型契約の導入

ヘッドハンティングを依頼する際には、成果報酬型の契約を導入することで、採用が成功した場合にのみ費用が発生し、コストパフォーマンスを向上させることが可能です。

________________________________________

〜多様なチャネルを組み合わせるポイント〜

(1)採用ターゲットに応じたチャネルの選択

各チャネルには得意とする分野や層があります。例えば、地元の人材には地域特化型サイト、若年層にはSNS、専門職にはヘッドハンティングといったように、採用するポジションや求める人材に応じてチャネルを組み合わせることが重要です。

 

(2)効果のモニタリング

どのチャネルが最も効果的かを把握するために、応募数や採用成功率、コストなどをモニタリングしましょう。その結果に基づいて、適切なチャネルにリソースを集中させることで、効率的な採用活動が可能になります。

 

(3)一貫したメッセージを発信

どのチャネルを使う場合でも、企業が求職者に伝えたいメッセージを統一することが重要です。企業の魅力や価値観が一貫していることで、求職者に強い印象を与えることができます。

________________________________________

≪本日のまとめ≫

多様な採用チャネルを活用することで、企業はより幅広い層の求職者にアプローチし、効率的かつ効果的な採用活動を展開できます。地域特化型サイトやSNS、リファラル、ヘッドハンティングといった方法を目的に応じて使い分け、最適な人材を見つけるための戦略を立ててみてはいかがでしょうか。今回のポイントを活かし、採用チャネルの幅を広げる取り組みを進めてください。

________________________________________

*次回は、第11回「採用ブランドの構築」についてお伝えします。

お問合せ
徳田社会保険労務士事務所
〒305-0051
茨城県つくば市二の宮3-2-8
第一芳村ビル302
TEL:029-879-5252