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作成日:2026/03/19
【実はそこがカギだった!? 採用・定着実学 Vol.3】求める人材像がぼやけてない?― 採用ペルソナの作り方



【実はそこがカギだった!? 中小企業の採用・定着の実学 Vol.3】

 

全24回にわたり、中小企業の採用・定着に関する「意外なカギ」を取り上げ、実務に役立つヒントをわかりやすくお伝えしていきます。セミナーや本では聞けないような切り口も交えながら、「なるほど!」と思える気づきをぜひ日々の経営に役立ててください。

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≪第3回≫求める人材像がぼやけてない?― 採用ペルソナの作り方

 

「採用しても、なんだか社風に合わない人が多いんですよね……」

先日、建設業を営む社長からこんな相談がありました。

求人では「やる気のある人」「チームで動ける人」と書いているものの、応募してくる人のタイプが毎回バラバラで、採用してもすぐに辞めてしまうとのこと。

よくよく話を聞いてみると、「どんな人を採りたいか」を具体的に言葉にできていませんでした。

これは多くの中小企業で共通する課題です。

“いい人”という曖昧な基準では、採用も定着も偶然任せになってしまいます。

そこで今回は、「採用ペルソナ」を使って“求める人材像を明確にする”方法をお伝えします。

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■ 採用ペルソナを作る3つのステップ

1. 理想の人材を“実在する人物”として描く

ペルソナとは、架空の「理想の人物像」をリアルに描くこと。

たとえば「30代前半・前職は販売職・人と話すのが好き・安定して働きたい」など、

年齢・経歴・性格・価値観まで細かく設定します。

これにより、求人の文言や面接の質問内容が自然と具体的になります。

「やる気のある人」よりも「前向きに周囲と連携できる人」と言い換えるだけで、採用精度は格段に上がります。

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2. 社内の“定着している社員”を参考にする

ゼロから理想像を作るより、まずは「社内で長く働いている人」を観察するのが効果的です。

その人たちの共通点を分析すると、「この会社に合う人」の傾向が見えてきます。

たとえば、

・自分で判断して動ける人が多い

・感謝や報告を言葉で伝える人が多い

など。

そこから、社風に合う人物像を逆算してペルソナを作り上げます。

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3. 求人や面接にペルソナを反映させる

ペルソナを作って終わりではなく、「実際の採用活動」に反映させることが大切です。

求人では、その人が魅力を感じそうな言葉を選び、

面接では「その人ならどう答えるか」を意識して質問を設計します。

たとえば「安定して働きたいタイプ」なら、会社の将来性や福利厚生を具体的に説明。

「挑戦したいタイプ」なら、成長機会やキャリアパスをアピールする。

ペルソナに合わせてアプローチを変えるだけで、応募の質もマッチ度も高まります。

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■ まとめ

採用ペルソナは「理想像を言語化するための地図」です。

誰でもいい、やる気があればOK、そんな時代ではありません。

“どんな人がうちに合うのか”を明確にすることが、採用の成功と定着の第一歩になります。

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次回は「ハローワーク vs SNS ― どっちが効果的?採用チャネル徹底比較」をテーマに、

ハローワークや求人媒体、SNSや紹介など、それぞれの特性を踏まえた活用のコツをお伝えします。

きっと「なるほど!」と思っていただける内容ですのでお楽しみに。

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