【実はそこがカギだった!? 中小企業の採用・定着の実学 Vol.4】
全24回にわたり、中小企業の採用・定着に関する「意外なカギ」を取り上げ、実務に役立つヒントをわかりやすくお伝えしていきます。セミナーや本では聞けないような切り口も交えながら、「なるほど!」と思っていただける気づきを日々の経営にお役立てください。
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≪第4回 ハローワーク vs SNS ― どっちが効果的?採用チャネル徹底比較≫
「求人を出しても全然応募が来ないんです。ハローワークにも出しているんですが…」
そんな相談が、あるサービス業の社長から寄せられました。
話を聞くと、ここ数年ハローワーク経由の応募が減り続けているとのこと。
その一方で、若い世代の求職者はSNSで転職情報を見ているという話も耳にすると言います。
どのチャネルを使うかで、出会える人材のタイプや反応率は大きく変わります。
「とりあえずハローワークに出しておけば大丈夫」という時代ではなくなっているのです。
今回は、主な採用チャネルの特徴と、自社に合った選び方のポイントを整理してみましょう。
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■ 採用チャネルを見直す3つのポイント
1. ハローワーク・求人媒体の強みと弱みを知る
ハローワークは無料で利用でき、地域の求職者に強くアプローチできるのが最大の強みです。
一方で、求職者層は安定志向・地域密着型の人が中心で、若手層やキャリア志向の応募は比較的少ない傾向があります。
一方、リクナビNEXT・マイナビ転職・エン転職などの求人媒体は、若い世代やキャリア志向の人材に届きやすく、写真・動画などを使って会社の魅力を打ち出しやすいのがメリット。
ただし費用がかかるため、「誰に来てほしいのか」を明確にした上で選ぶ必要があります。
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2. SNSや社員紹介(リファラル)を活用する
Instagram・X(旧Twitter)・LINEなどのSNSを活用すると、職場の雰囲気や社員の声など “リアルな空気感” を伝えられます。
文字だけの求人では伝わらない魅力が発信できるため、特に若手層には有効です。
また、既存社員が知人を紹介する「リファラル採用」は、ミスマッチが少なく、採用後の定着率が高い手法です。
SNSや紹介は即効性は低いものの、会社のファンづくりにつながるため、長期的に続けることで効果が現れます。
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3. 自社に合ったチャネルを選ぶ
重要なのは「すべてを使うこと」ではなく、「自社に合うチャネルを選ぶこと」です。
たとえば、
・地域で長く働きたい層 → ハローワーク・地元紙
・若手・SNS世代 → Instagram・LINE公式アカウント
・専門職・即戦力 → 業界特化型サイト、人材紹介
というように、求める人材によって使うチャネルを変えるだけで、応募の質も反応率も大きく変わります。
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■ まとめ
採用チャネルに“正解”はありません。
大切なのは、「自社に合う人材が、どこで情報を見ているか」を知り、チャネルを戦略的に選ぶこと。
ハローワークだけに頼らず、SNSや紹介など複数のチャネルを組み合わせることで、採用の幅が大きく広がります。
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次回は「給与だけじゃない!― 中小企業が示すべき“価値”とは」をテーマに、
求職者が実は“給与以外で重視しているポイント”や、中小企業が示すべき魅力の伝え方をお伝えします。
きっと「なるほど!」と思っていただける内容ですのでお楽しみに。



















