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作成日:2026/04/30
【実はそこがカギだった!? 採用・定着実学 Vol.6】ミスマッチはなぜ起きる?― 採用失敗あるあると回避策



【実はそこがカギだった!? 中小企業の採用・定着の実学 Vol.6】

全24回にわたり、中小企業の採用・定着に関する「意外なカギ」を取り上げ、実務に役立つヒントをわかりやすくお伝えしていきます。
セミナーや本では聞けないような切り口も交えながら、「なるほど!」と思っていただける気づきを日々の経営にお役立てください。
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≪第6回 ミスマッチはなぜ起きる?― 採用失敗あるあると回避策≫
 
先日、とあるサービス業を営む社長から、こんな相談がありました。
「面接のときは感じもよくて、問題なさそうだったんです。でも、いざ働き始めると『思っていた仕事と違う』と言われて、数か月で辞めてしまって……」
詳しく話を聞いてみると、こうした早期離職は今回が初めてではなく、ここ数年、同じような理由で採用がうまくいかない状況が続いているとのことでした。
時間と手間をかけて採用したにもかかわらず、結果的にミスマッチで終わってしまう——これは多くの会社で起きている、非常によくある悩みです。
では、なぜ採用のミスマッチは起きてしまうのでしょうか。
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■ ミスマッチが起きやすい典型的な原因
多くのケースで見られるのが、「伝えていない」「確認していない」ことによるズレです。
たとえば、
・実は体力的にきつい作業があること
・忙しい時期には残業が発生すること
・求めている役割や仕事の進め方
・一人前になるまでに時間がかかること
面接ではどうしても「良い面」を中心に伝えがちですが、
実際の働き方とのギャップが大きいほど、入社後の違和感は強くなります。
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■ 面接時に必ず確認しておきたいポイント
ミスマッチを防ぐためには、面接の段階で具体的な働き方を共有し、応募者の反応を確認することが重要です。
たとえば、
・一日の仕事の流れ
・忙しくなる時期や時間帯
・チーム体制や上司との関係性
・評価の考え方や期待している役割
こうした点を説明したうえで、
「この働き方について、正直どう感じますか?」
と問いかけてみてください。
一方的に説明するだけでなく、どう受け止めたかを言葉にしてもらうことで、価値観のズレに早めに気づくことができます。
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■ 入社前の“期待値調整”が成否を分ける
採用は、内定を出した時点で終わりではありません。
むしろ重要なのは、入社前にどこまで現実を共有できているかです。
・最初は覚えることが多いこと
・慣れるまで大変な時期があること
・段階的に任せていく仕事の内容
こうした点を事前に伝えておくことで、
「思っていたのと違う」という理由による早期離職を防ぐことができます。
期待を下げるのではなく、現実的なイメージを持ってもらうことが大切です。
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■ まとめ
採用のミスマッチは、能力の問題ではなく「すれ違い」から起きることがほとんどです。
仕事内容や働き方、期待される役割を丁寧に共有し、入社前に認識をそろえること。
それだけで、採用の失敗は大きく減らすことができます。
「合う・合わない」を見極めるのは、採用後ではなく採用前。
この視点を持つことが、定着につながる採用の第一歩です。
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次回は
≪第7回 応募が来ないのはなぜ?― 求職者目線で考える求人改善チェックリスト≫
をテーマに、応募が集まらない原因を整理し、すぐに見直せるポイントをお伝えします。
「自社の求人、もしかして…?」と思った方は、ぜひ次回もご覧ください。
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