作成日:2026/06/18
【実はそこがカギだった!? 採用・定着実学 Vol.10】辞めたくなる上司、辞めたくない上司― マネジメントの落とし穴
【実はそこがカギだった!? 中小企業の採用・定着の実学 Vol.10】
全24回にわたり、中小企業の採用・定着に関する「意外なカギ」を取り上げ、実務に役立つヒントをわかりやすくお伝えしていきます。セミナーや本では聞けないような切り口も交えながら、「なるほど!」と思っていただける気づきを日々の経営にお役立てください。
≪第10回 辞めたくなる上司、辞めたくない上司― マネジメントの落とし穴≫
先日、とある建設業の社長から、こんな相談がありました。
「うちの会社、仕事内容や給与に大きな不満があるわけじゃないと思うんです。でも、若手がなかなか定着しないんですよ……」
詳しく話を聞いていくと、退職理由として挙がるのは「人間関係」「上司との相性」といった言葉でした。
どれだけ採用を工夫しても、現場のマネジメントがうまくいかなければ、定着にはつながりません。
実は、離職理由の多くは【仕事そのもの】よりも【上司との関係】にあります。
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■ 上司が原因で辞める社員は少なくない
よくあるのが、こんなケースです。
・忙しさを理由に、ほとんど会話がない
・注意や指摘はあるが、承認や感謝が少ない
・指示が曖昧で、評価基準もよく分からない
上司としては「当たり前にやっていること」でも、部下にとっては【放置されている】【認められていない】と感じてしまうことがあります。
特に若手社員は、【成長できている実感】や【見てもらえている感覚】を重視する傾向があります。
そこが欠けると、やりがいを感じにくくなります。
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■ 辞めたくなる上司の特徴
辞めたくなる上司には、いくつか共通点があります。
・ミスに対して感情的に反応する
・できていない部分ばかり指摘する
・部下の話を最後まで聞かない
・自分のやり方を押しつける
もちろん、厳しさが必要な場面もあります。
しかし、【厳しさと感情的な対応は別物】です。
部下は「正しいかどうか」よりも、【尊重されているかどうか】を敏感に感じ取っています。
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■ 辞めたくない上司の行動習慣
一方で、部下が「この人のもとで働きたい」と感じる上司にも共通点があります。
・小さな変化に気づき、声をかける
・できたことをきちんと認める
・困ったときに相談しやすい雰囲気をつくる
・指示の背景や目的を説明する
特別なスキルが必要なわけではありません。
大切なのは、【部下を一人の人として尊重しているかどうか】です。
日々のちょっとした声かけやリアクションが、「この会社で頑張ろう」という気持ちを支えています。
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■ まとめ
採用をいくら工夫しても、現場のマネジメントが整っていなければ、定着にはつながりません。
辞めたくなるか、辞めたくないか。
その分かれ道は、上司の何気ない言動にあります。
まずは、「自分はどんな上司だろうか?」と振り返ること。
そこから定着改善は始まります。
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次回は
≪第11回 雑談はコストか投資か?― 職場コミュニケーションの効能≫
をテーマに、何気ない会話が定着率に与える意外な影響について考えていきます。
「最近、職場が静かすぎるかも…」と感じている方は、ぜひ次回もご覧ください。



















