【実はそこがカギだった!? 中小企業の採用・定着の実学 Vol.13】
全24回にわたり、中小企業の採用・定着に関する「意外なカギ」を取り上げ、実務に役立つヒントをわかりやすくお伝えしていきます。セミナーや本では聞けないような切り口も交えながら、「なるほど!」と思っていただける気づきを日々の経営にお役立てください。
≪第13回 ブラックと呼ばれないために― 法令順守の初歩チェック≫
先日、とある製造業の社長から、こんな相談がありました。
「うちは昔からのやり方でやっているだけなんですが、最近“それ大丈夫ですか?”って言われることが増えてきて……正直どこまで気をつければいいのか分からなくて」
詳しくお話を聞くと、悪気はまったくありません。
ただ、「昔からそうしている」という理由で、今のルールとは少しズレている部分が見受けられました。
実はこうしたケース、決して珍しくありません。
そして気づかないうちに、
【ブラック企業と見られてしまうリスク】につながることもあります。
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■ 法令違反は即「ブラック企業」のレッテルに
最近は、求職者も社員も、労務に関する情報をよく知っています。
そのため、
・残業代が正しく支払われていない
・労働時間の管理があいまい
・有給休暇が取りづらい
といった状況があると、すぐに
「この会社、大丈夫かな?」
と不信感を持たれてしまいます。
一度こうした印象を持たれると、採用にも大きく影響します。
【知らなかった】では済まされない時代になっているのです。
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■ 採用・労務で最低限守るべきポイント
すべてを完璧に整えるのは大変ですが、まずは基本を押さえることが重要です。
特にチェックしたいのは、次のポイントです。
・労働時間をきちんと把握しているか
・残業代を正しく計算・支給しているか
・有給休暇を適切に付与・取得させているか
・雇用契約の内容を書面で明示しているか
これらは「特別なこと」ではなく、
【最低限守るべき土台】です。
逆に言えば、ここが整っているだけでも、会社への安心感は大きく変わります。
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■ 無意識の違反を防ぐための工夫
問題になりやすいのは、「意図的な違反」よりも【無意識のズレ】です。
たとえば、
・サービス残業が当たり前になっている
・昔のルールのまま運用している
・担当者任せでチェックができていない
こうした状態を防ぐには、
・定期的にルールを見直す
・外部の専門家に確認する
・社内で情報を共有する
といった仕組みが有効です。
法令順守は一度整えたら終わりではなく、
【継続的に見直すこと】が大切です。
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ここで一度、考えてみてください。
【自社の労務管理、「昔からこうだから」で続けていませんか?】
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■ まとめ
法令順守は「守らなければならないもの」であると同時に、
【会社への信頼を高める要素】でもあります。
大きな問題が起きてから対応するのではなく、
日頃から小さなズレを見直していくことが重要です。
「知らなかった」では済まされない今の時代、
基本をしっかり整えることが、採用と定着の土台になります。
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次回は
≪第14回 仕事がつまらないと言われないために― 成長実感の与え方≫
をテーマに、社員が「ここで働き続けたい」と感じるための重要なポイントを解説します。
「なぜか人が続かない…」と感じている方にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。



















