【実はそこがカギだった!? 中小企業の採用・定着の実学 Vol.16】
全24回にわたり、中小企業の採用・定着に関する「意外なカギ」を取り上げ、実務に役立つヒントをわかりやすくお伝えしていきます。セミナーや本では聞けないような切り口も交えながら、「なるほど!」と思っていただける気づきを日々の経営にお役立てください。
≪第16回 社員がイキイキ働く職場の共通点― 心理的安全性とは?≫
先日、とある製造業の社長から、こんな相談がありました。
「うちの社員、言われたことはちゃんとやるんです。でも、自分から意見を出したり、相談してきたりすることが少なくて……。なんだか職場に遠慮がある気がするんです」
詳しく話を聞いていくと、職場の雰囲気が悪いわけではありません。
ただ、“間違えたら怒られるかもしれない”“余計なことを言わないほうがいい”という空気が、少しずつ積み重なっているようでした。
最近よく耳にする【心理的安全性】とは、まさにこうした職場の空気に関係する考え方です。
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■ 心理的安全性があると社員は意見を言いやすい
心理的安全性とは、簡単に言えば、
【「こんなことを言ったら嫌われるかも」と過度に不安にならずに発言できる状態】
のことです。
たとえば、
・分からないことを質問できる
・ミスを隠さず相談できる
・「こうしたほうがいいかも」と提案できる
こうした環境があると、社員は安心して働けるようになります。
逆に、常に周囲の顔色をうかがう職場では、
本音が出にくくなり、小さな問題も表面化しづらくなります。
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■ 安全性を損なう上司のNG行動
心理的安全性を下げてしまう原因の多くは、日常のちょっとした言動です。
たとえば、
・質問に対して「そんなのも分からないの?」と言う
・ミスを人前で強く責める
・意見を否定から入る
・忙しそうな態度で話しかけづらい空気を出す
こうした対応が続くと、社員は次第に
「余計なことは言わないほうがいい」
「黙っていたほうが安全だ」
と感じるようになります。
その結果、相談不足や情報共有不足が起きやすくなるのです。
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■ 安心感を生む小さな習慣
心理的安全性は、特別な制度で生まれるものではありません。
日々の小さな積み重ねが重要です。
たとえば、
・まずは最後まで話を聞く
・ミスよりも「次どうするか」を一緒に考える
・「意見を言ってくれてありがとう」と伝える
・上司から先に相談や雑談をする
こうした行動があるだけで、職場の空気は大きく変わります。
安心して話せる環境があると、社員は自然と前向きに動けるようになります。
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ここで一度、考えてみてください。
【社員が「安心して話せる職場」になっていますか?】
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■ まとめ
心理的安全性とは、「甘やかすこと」ではありません。
【安心して意見や相談ができる土台】をつくることです。
人は、不安や緊張が強い環境では、本来の力を発揮しにくくなります。
だからこそ、
「話しても大丈夫」
と思える空気づくりが、定着にも成長にもつながっていくのです。
まずは、日々の声かけや聞き方から見直してみてはいかがでしょうか。
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次回は
≪第17回 採用は営業活動?― 「会社のファン」を増やす発想≫
をテーマに、「選ばれる会社」になるための考え方について整理していきます。
「求人を出しても反応が薄い…」と感じている方は、ぜひ次回もご覧ください。



















